ヨガで腰痛や肩こりを悪化させないために気をつける5つのポイント
ヨガで肩こりや腰痛が悪化する?
肩こりや腰痛を改善し、身体を整えるのに効果的と言われるヨガ。歪みが改善され姿勢が良くなり、血行が良くなって、柔軟性も向上するので、肩こりや腰痛にも良さそうですよね。
でも一方で、逆に悪化させてしまったという体験談も耳にします。事実、間違った動きややり方を行うと逆効果になってしまうこともあります。
「本当のところ、どうなのだろう……」と、ヨガに興味があるけど、逆に悪化してしまわないか心配な方のために、今回は腰痛・肩こり持ちの人がヨガをする際に気を付けたいポイントをご紹介します。
こんなときはヨガはやめよう!
腰痛の原因のひとつには、筋肉の過度な緊張や血行不良が関係していると言われています。
そのため、負担の少ない運動で血行を促進しながらストレッチをして筋肉をほぐせば、症状の改善が期待できると、これらの症状に悩む方でヨガを行う方は多くいらっしゃいます。
しかし、腰痛の原因は、必ずしも筋肉の緊張が原因であるとは限らず、骨格や靭帯のほか、内臓疾患、神経障害、心理的ストレスに起因するものがあると言われています。残念ながらヨガでは効果が期待できない、または逆効果となりうる場合もあるのです。
炎症や痛みのあるときは、感覚も敏感になっていますから、普段は平気に思うことも負担に感じることでしょう。まずは整形外科などを受診し、専門医の診断結果をあおいで、ヨガをしても良いか相談してみましょう。
また、ぎっくり腰のような急性腰痛の場合、炎症が治まるまでは安静が原則ですから、この場合も当然ヨガはおすすめできません。
腰痛・肩こりに悩むあなたが、ヨガをやるとき気をつけること
医師からヨガをやっても良いと言われた方でも、ヨガを行う際は注意が必要です。ご紹介するポイントや、インストラクターの指示を守って行いましょう。
1.絶対に無理をしない
まず気を付けたいことは、「絶対に無理をしない」ということ。
人によってポーズをしたときの感覚は違いますから、周りの人に合わせる必要はまったくありません。
例えば、腰痛持ちの人の中には、座っているのが楽という人もいれば、立っている方が楽という人もいます。
絶対にこのポーズのこの角度が誰にでも効果的!というものはありませんから、自分が気持ちいいなと感じるポーズを心地よい強度で行いましょう。
強度の調整はブロックやベルト、タオルなどを使って行うこともできますが、どうしたら良いかわからないときは、遠慮なくインストラクターに聞いてみましょう。
2.自分の身体に集中する
ただ言われたとおりにポーズをとるのではなく、今どこを動かしているのか、どの部分に効いているかに集中してみることがともて大切です。
例えば、肩こり持ちの人なら、腕を動かすときに肩甲骨を意識して大きく動かしてみたり、前屈するときに首の力を抜くように意識してみたり。
腰痛持ちの人なら、反り腰にならないようにまっすぐな背骨を意識するなど。
自分の身体に集中するだけでも、その効果は大きく変わってきます。
3.インストラクターと相談しながら行う
インターネットや雑誌、本でも、腰痛・肩こりに効くポーズがよく紹介されているので、自己流でヨガを行う方もたくさんいらっしゃいます。
自宅でも気軽にできるのが、ヨガのいいところではありますが、間違ったポーズで逆に身体に負担をかけてしまう恐れもあります。
こうしたトラブルを避けるには、きちんと知識を持ったインストラクターに指導してもらうのがおすすめです。そうすれば、もし負担のかかるポーズをしていたときは、インストラクターが正しい形にアジャスト(修正)してくれます。
また、痛みがある場合は、クラスが始まる前にインストラクターに、どんな症状があって、どんな動きをとると痛いかを伝えておきましょう。負担がかからないように、その人にあったポーズを教えてくれるはずですよ。
4.力をいれすぎない
ヨガは独特のポーズをとるので、慣れていない人は力を入れすぎてしまうこともあります。緊張で筋肉に負担がかかってしまうので、逆に肩こりが悪化してしまうなんてことも。
ヨガをやるときは、無駄な力をぬいて全身をリラックスさせた状態でやることを意識しましょう。
慣れていないうちは、複雑なポーズはお休みして、安定感のあるシンプルなポーズだけにとどめておくというのも良いかもしれません。
5.身体がポカポカしているかチェック
ヨガが腰痛や肩こりに効果的と言われる理由の一つに、血行を改善してくれるからということがあげられます。正しく行っていれば、10分程度で身体がポカポカしてくるのを感じられるはずです。
もし、身体が温まっているのが感じられなければ、動かしたい部分が動かせていない、もしくは強度が弱すぎるなどの原因が考えられます。
ヨガの効果を最大限に引き出すためにも、身体が温まってきているかどうかということもチェックしてみましょう。
無理せず自分のペースで
ヨガは続ければ続けるほど、自分の身体の変化を感じることができます。毎日数分だけでも正しくヨガを活用すれば、腰痛や肩こり改善だって期待できます。
そのためにも、絶対に無理をせず、自分が動ける範囲で、気持ち良いと感じる強度で行いましょう。
そして、ケガや痛みがある場合は、クラスの前にインストラクターに伝えておくのも忘れずに。今回ご紹介したポイントをおさえて、悩んでいた症状を効率的に和らげていきましょう。
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