いろいろあるヨガの種類。運動量や流派の違いを知ろう!
ヨガの種類を知ろう!
ヨガの起源は紀元前数千年前のインドにありますが、今や様々な流派やスタイルに派生して、代表的なものだけを挙げてもかなりの数になります。
元は同じなので根底では通じるものはありますが、目的や運動量は様々です。どうせやるなら、自分の目的や体調、年齢にあったスタイルを選びたいですよね。
ヨガを始めてみたいと思っている方、もしくはヨガを始めてみた人の中には、どんな種類のヨガがあるのか知りたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。そんな方のために代表的なヨガの種類をご紹介します。
アシュタンガーヨガ
運動量:★★☆☆☆~★★★★★
アシュタンガーヨガは南インドのマイソールにてシュリ・K・パタビジョイス師によって創始された世界的に有名な流派のヨガです。途切れることなく呼吸と身体の動きを連動させて行う比較的運動量の多いエネルギッシュなスタイルのヨガです。太陽礼拝から始まり、一連の流れや呼吸、視線などが決まっているのが特徴です。
パワフルなポーズをとるため、持久力・肉体強化に効果的。老若男女、人種を問わずに世界的に人気のスタイルです。
プライマリーシリーズから、セカンドシリーズ、サードと、6シリーズまで順番にレベルアップしていくという点も、楽しみのひとつ。難易度の高いポーズもありますが、だからこそ自分自身をじっくり観察でき(見つめられ)て面白いと感じられるのです。
体をたっぷり動かしたい人、汗をかきたい人、自主練もしっかりしたい人におすすめのヨガです。
アイアンガーヨガ
運動量:★★☆☆☆~★★★★☆
アイアンガーヨガは、身体から心へのアプローチを追求していくうちに、脚の向きや身体の角度、力の入れ方などが心に様々な変化を引き起こすこと、そして逆に身体の繊細なコントロールを行えば心を理想的な状態へ導くことができることをBSKアイアンガー師が発見し、創始した流派のヨガです。
解剖学的観点から、丁寧なアライメント(姿勢)調整を行うのが最大の特徴です。ヨガの経験やレベルに関係なく誰もが正しくポーズを取れるよう、ブロックやベルトなどの道具を豊富に使います。
身体の柔軟性や精神のリラクセーションを得ることのほか、肉体を強化し、スタミナを増進させて身体の歪みを矯正していくことも可能なスタイルです。道具を多く使うので、体の硬い人や運動が苦手という人も安心して行えるヨガです。
ヴィンヤサヨガ
運動量:★★☆☆☆~★★★★★
ヴィンヤサとはサンスクリット語で「呼吸に合わせた動作の連続」と言う意味です。英語ではフローヨガと呼ばれることもあり、呼吸に合わせて流れるようにポーズをとっていきます。
アシュタンガーヨガもヴィンヤサヨガ(フローヨガ)の一つの形と言えますが、一般的にヴィンヤサヨガというとアシュタンガーヨガのようにポーズの順番が決められてはいない、インストラクターの独創性が高いスタイルのヨガをいいます。
一番ベーシックなヴィンヤサである「太陽礼拝(スーリアナマスカーラ)」をベースに、静と動が組み合わさって、躍動的にも瞑想的にもなり、肉体の強化、柔軟性、集中力を高めるのに最適なヨガのスタイルです。インストラクターがテーマに応じてレッスンのシークエンス(ポーズの流れ)を決めるので、次にどんなポーズをするか受けてみてのお楽しみというのが面白いところ。
比較的運動量が多いスタイルで、色々なポーズにチャレンジしてみたいという方におすすめのヨガです。
リストラティブヨガ
運動量:★☆☆☆☆
最も深いリラクゼーションを感じられるスタイルと言っても過言ではありません。ルーツはアイアンガーヨガにあり、ボルスターやベルトなどの道具を豊富に使います。
心と身体に深く働きかけながら、疲労回復やストレス解消などを目的とする、セラピー的なヨガのスタイルです。
1つのポーズにじっくり時間をかけて行うので、1クラスの中で行うポーズは多くはありません。それだけ"積極的なリラックス"に時間をかけるということです。
リストラティブヨガが注目を浴びるようになった背景には、現代社会における神経症や、ストレスが原因の病気の急増があります。
アメリカでは更年期症候群や、不安神経症、妊娠期、さらには乳がんにも良い影響を与えるのではないかと期待され、研究が続けられているほどです。
とにかく癒されたい!という方にはおすすめのヨガです。
マタニティヨガ
運動量:★☆☆☆☆
その名のとおり、妊婦さんのためのヨガです。
出産は女性にとって大きなイベントのひとつですから、日々変化していく身体や出産に不安を抱える方は多くいらっしゃいます。そんな妊婦さんの、身体の変化によって起こる不調和を和らげ、出産時に必要とされる筋力や柔軟性などの機能を高めることを目的としているのがマタニティヨガです。
穏やかな動きで無理なくストレッチと呼吸法、エクササイズを行います。
マタニティヨガをした人の中には、分娩時間が短縮された方や、会陰切開をしないで済んだという方もいらっしゃるほど。産後の体力回復にも効果的と言われています。
命の尊さを再認識するマタニティヨガはヨガの経験有無にかかわらず、全ての妊婦さんにおすすめのスタイルです。
ヨガの種類選び、迷ったらどうすればいい?
どの種類のヨガを選べばいいか、はじめは迷ってしまいますよね。「良いヨガの流派やスタイルや先生を見つけることは、良い病院やお医者さんを見つけることに似ている」と言われるほど、人それぞれ選択肢は異なります。
少しでも興味を持ったスタイルがあれば、スタジオに行ってトライアルや初心者コースを受けてみましょう。何回かクラスを受けて基礎となるポーズに慣れてから、徐々にスタイルを広げていくと、よりそれぞれのスタイルを理解しやすくなります。
また、ヨガのどんなところが好きなのか、ヨガに何を求めているのかから考えて、インストラクターに相談してみるのも一つの方法です。たくさん動いて汗をかきたいのか、それともゆっくりとリラックスすることに重点を置きたいのか、などなど。
インストラクター自身もどのスタイルが自分に合っているのかな?と考えた経験があるはずですから、是非専門家のアドバイスをもらってみてください。
見つけよう!お気に入りのヨガスタイル
ヨガには様々な流派やスタイルがありますが、どのスタイルがいちばん良いというものはありませんし、どれか一つだけを選ばなくてはいけないというわけでもありません。
複数の種類のクラスを受けられるスタジオであれば、その日の体調や気分によって変えてみるのもいいでしょう。
色々なスタイルを体験してみて、お気に入りのヨガスタイルを見つけてくださいね!
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